ラストは中国からの留学生であるK.R.さん。
日本のアニメや漫画を見て育った彼は、知的財産法とどう向き合っているのでしょうか。

Q1. 君嶋ゼミを選んだきっかけは?

僕が君嶋ゼミを選んだ理由は大きく2つがあります。

1つ目は知財マインドを身につけたかったです。IoTによる社会変革が進行している現在、生み出される知的財産は国境を超えてグローバルに拡散し、これに対応するように知的財産戦略の重要性が増大している一方、アジア諸国にはそれができる人材は意外なほど少ないです。言い換えると、幅広い業界においては、知財の知識を習得すれば、他の人材と差別化できることになると考えていました。留学生のままで終わりたくない私は、今後いかに日中両国に力を発揮できるかを考えると、やはり知財マインドを身につけることで貴重な人材として認められるのではないかという結論を得ました。知財の授業だけでは少し物足りないと感じ、知財法を取り扱っている君嶋ゼミに入ることを考えました。

2つ目はゼミ生の雰囲気が明るくて楽しそうだと思ったからです。最初はガリ勉が多いゼミだと思い込みましたが、個別説明会では先輩方が生き生きした表情で実は明るく活力のあるゼミであるということを知り、そのアットホームな雰囲気に惹かれました。

この2つの理由で君嶋ゼミに入った自分はいま、学生生活の中でも大変貴重な時間を過ごせていると実感しています。

Q2. 判例研究の難しさはありますか?

予習のため、判例ごとに2-3時間を費やしています。春学期が取り扱っていた特許法の判例には技術関係の内容も掲載しているので、理解するには少し時間かかります。けれど、理解できたら、「文系である僕も技術の話をわかった」など半端ないほど達成度を得られます。

Q3. 君嶋ゼミの特徴は?

特徴としてはゼミ生がどんどん発言することを期待しています。ゼミはソクラテス方式により、裁判例の内容やそれについての自分の意見を発言するという形式で行われているので、ゼミ生が積極的に発言しないと推進し難いです。

間違ったとしても、思いついたものを言えばいいです。正確さより発言量が大事にしています。会社のミーティングで発言しない人はいないと扱われるので、今後のことを考えると、君嶋ゼミで事前に練習できるなんて絶好のチャンスだと思います。

Q4. ゼミに入って良かったと思う瞬間は?

最も入ってよかったと思った瞬間は法ゼミソフトボール予備リーグ戦を突破した瞬間です。ユニフォームの制作、事前練習など一つ一つ小さなステップを乗り越え、ほぼ初心者の君嶋ゼミがなんとリーグ戦を突破しました。ゼミ生みんなが本当に君嶋ゼミの一員の誇りを持って、精一杯努力しました。当時の達成感と嬉しさは今までも覚えています。

Q5. 新入生に一言!

大学生活の残り半分、君嶋ゼミでこの半分をさらに有意義に過ごしていきましょう!

インタビュー・編集;市川 奏